25年間の思い

1985年夏。25歳、歯科医師になった年に日航機墜落事故があった。 丁度歯科医師になって初めて頂いた夏期休暇、伊豆に向かう途中、カーラジオで事故を知り、夕空を見上げた。法医学をしている叔父の顔が浮かんだ。歯科医師になった自分にも、今、何かできることがある、一度は車をUターンさせ御巣鷹山に向かった。が、結局伊豆に行ってしまった。そのときの自分への腹立ちをずっと抱えて生きてきた。阪神淡路、奥尻島、新潟中越地震と、、いつだって、行かない、行くことができない理由は山ほど作れる。きっとできることがある。誰かのお役に立てることがある。次はどこでも必ず行くと決めていた。それが今回の東北となった。。